[Deer Lake で考えるDeerと鹿の共通点]
シカゴのNew-found-landでの一歩は Deer Lake でした。鹿が水浴したかもしれない湖から水を引いて水力発電をしていました。発電所には1923年製の古い発電機4基がありました。今回はDeer について考えてみますが、Deerと日本語の「鹿」に共通点があります。
いつもお世話になっているクリーンテックの佐々木徹です。
本日はKLEENTEK 「トライボトーク」第7号をカナダのニュー・ファウンド・ランドからお届けします。
カナダに来る前、アメリカのミシガン州ランシングのミシガン州立大学で開かれた「South-East Michigan Sustainable Business Forum(南東ミシガン持続可能ビジネス・フォーラム)」で「環境を考えた21世紀のメンテナンス」について講演をしました。ここにはGM.フォードその他、デトロイトを地盤にしている企業や工場から環境担当者250人が出席していました。最近アメリカの企業はISO14000を取得する会社が増えていて、納入業者に「近い将来、ISO14000をとらないと取引ができなくなる」ことを予告しているところも出だしたという。アメリカのブッシュ大統領は京都会議の約束をホゴにして、米国として独自の環境保護案(これではCO2の排出量が15%増える)を出していますが、アメリカ企業は世界市場を目指しており、国内のエネルギー業者寄りの政府とは無関係に環境問題に取り組んでいます。訪問先の環境担当者は強い権限をもっていました。弊社は2社の環境コンサルタント会社と手を組んで仕事をすることにしました。
[21世紀のメンテナンス:環境のメンテナンス]
メンテナンスは機械に限っていません。環境のメンテナンスは地球規模のメンテナンスです。New-Found-land に来たカナダのChretien首相は11月4日に「20年もしないうちに、地球温暖化のためにアメリカの一部で穀物が出来なくなる」(The Western Star)と演説しています。デトロイトの会議でも同様のことが話されていました。今回は油管理で電力消費を大幅に減らすことができたことを報告します。
いつもお世話になっているクリーンテックの佐々木徹です。
本日はKLEENTEK 「トライボトーク」第6号をお届けします。
10月9日から約2週間は日本の研究者がノーベル物理学賞とノーベル化学賞を受賞することが決まったとのニュースで日本中が湧きかえりました。中でも民間企業のサラリーマン研究者がノーベル化学賞を受賞することになったことは、日本の科学技術の底辺が大きいと言うことの証拠で、不況にあえぐ日本にとって、これほど勇気つけるニュースはありません。「トライボトーク1」に書いた「エンジニア」を田中さんは証明してくれました。
今回は科学とは縁遠いと思われているメンテナンスの科学について述べますが、私のメンテナンスへの関心に始まりは、私の大学の卒論「Middle Class In America」 (アメリカの中産階級) にあります。その副題は、「カルタゴは滅びたが、ギリシャはまだ生きている」でした。卒論研究の過程で、物質文明は「システムのメンテナンス」が出来なくなり、修復不可能になった結果として崩壊するという確信を得ました。